品川?越中島キャンパス
大学院海洋科学技術研究科
大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】中里優希さん(博士1年)が、第25回マリンバイオテクノロジー学会において優秀口頭発表賞を受賞しました。
大学院海洋科学技術研究科
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在学生の方
2025年5月24日と25日に広島県呉市ビューポートくれで開催された、第25回マリンバイオテクノロジー学会大会にて、本学大学院生の中里優希さんが優秀口頭発表賞を受賞しました。
【受賞者】
中里 優希(大学院海洋科学技術研究科 博士後期課程1年 応用環境システム学専攻)
【受賞研究のタイトル】
海洋好冷菌 Moritella sp. F1株由来リパーゼの圧力特性に及ぼすバイオサーファクタントの影響
【受賞研究の内容】
相模トラフ深度500 mから単離された脂質分解活性の強い好冷菌Moritella sp. F1株及びF3株はそれぞれ2種類のリパーゼLip-I、Lip-IIを分泌生産します。酵素の遺伝子配列はF1株とF3株由来で100%一致しますが、F1株のリパーゼは好圧性酵素である一方、F3株のリパーゼは非好圧性酵素で圧力特性が異なっていました。F1株では培養時にバイオサーファクタントの生産量が多いことに着目し、本研究では、バイオサーファクタントを低濃度で添加すると好圧性を高めるが、高濃度では好圧性を上げる効果がなく、むしろ耐圧性を下げることが分かりました。
<関連リンク>
マリンバイオテクノロジー学会HP